看護師さんの子育てのお話

今回、ホームページがリニューアルされて、新しくこのコーナーが出来ました。

皆さんの知りたい事のお話が出来ればと思います。

皆さんの こんな事が知りたい!があれば教えて下さいね。




2011.10.1

ようやく暑さも去り、過ごしやすい季節になりましたね。
お天気の日にはご家族でゆっくりお散歩してみてはどうですか?

今回は、
赤ちゃんの接し方についてのお話です。

まずは、抱っこの仕方を考えてみましょう。
『首がすわっていないので、横抱きしかできない・・・』と思い込んでいる人も多いです。
横抱きが悪いわけではありませんが、ずっと同じ向きでずっと同じ横抱きだけ・・・というのはよくありません。

ずっと寝ている姿勢では、逆に首のすわりもゆっくりになってしまいます。
天井ばかり見ていて、表情も乏しくなっていきます。向きぐせがついて頭の形が気になったり、
抱っこしてもそり返ったりする子もいます。

赤ちゃんが起きている時は、縦抱きもしてみて下さい。ママの肌と接する面が多く、安心できます。
ママの心臓の鼓動も聞こえて、おなかの中にいた頃のように安心できます。
最近は、おしりと首をしっかり支える抱っこ紐もあるので、使ってみるのもいいですね。

赤ちゃんとの過ごし方はどうでしょうか?

生後間もない赤ちゃんは確かに眠っていることが多いです。でも、耳は聞こえています。
抱っこしてあげた時のぬくもりだけでなく、ママやパパの声もしっかり聞かせて下さい。

2〜3ヶ月頃からしっかり目も見えてきます。部屋の天井ばかり見えても楽しくありません。
ママが座った姿勢でママのおなかと赤ちゃんの背中をピッタンコ・・・ママをソファーにして
赤ちゃんとTVを見たり、手遊びをしてあげて下さい。
テレビも、ご家庭でいろいろな教育方針もあると思いますが、子供番組など見せてみると、
赤ちゃんもすごくいい表情になりますよ。

赤ちゃんは人の顔や物をじっと見つめます。じっと見つめていろいろな事を学び、幸せを感じます。
寝かせて天井だけを見ているより、パパやママと同じ目線でお話しているとうれしくなります。

パパも赤ちゃんが泣き出したら、すぐにママにバトンタッチ・・・ではなく、
手遊び歌などたくさん覚えて、赤ちゃんの目線で遊んであげてくださいね。

パパとママ、2人の大切なお子さんです。2人でいろんな事をたくさん話し合って、
協力してお子さんの成長を楽しんでいって下さい。




2011.9.1

毎日、暑いですね。今回は 夏の暑い時期の肌着とお洋服の話 です。

最近、診療所でみかけるお子さんの中に、肌着とお洋服を着ているお子さんがいます。
夏場のこの時期に新陳代謝の盛んな小さいお子さんに汗を吸ってくれるからと、
2枚も着せるよりも、1枚の綿のお洋服を着せてあげる方が涼しいかと思います。
汗をかいたらこまめに着替えさせてあげる方があせもの予防にもなります。

汗取りガーゼも同じです。
汗取りガーゼは特にお出掛けの時や長時間の移動になる場合は効果的ですが・・・
汗を吸ってくれたガーゼは交換する、もしくは、新しいものに変えてあげなければ、
ただ暑く、モゴモゴとしたものがお洋服の下にあるだけに思います。

そして、移動手段に必要な抱っこバンドやスイングも1枚のお洋服として
数えて下さい。お出掛けの目的地がエアコンがしっかり効いていることろなら
目的地に到着する前から、たくさん着せるのではなく
到着してから薄手の長袖のお洋服を着せるとかタオルをかけてあげる、
ソックスを履かせる・・・等してあげてください。

これだけが、正解ではありませんがまずお母さん自身の服装を見て、お子さんを着せて下さい。
1枚少ないくらいでちょうどいいと思います。そして、こまめなお着替えをおすすめします。

まだまだ、暑い日が続きます。お子さんにお洋服を着せすぎないように気をつけてみて下さい。