平成17年4月から時期および方法が変更になります。概要を原文のままお伝えします。
お役所文章は読みにくいので解説を加えると
これでもわかりにくいですが、
「平成17年4月以降は生後3ヶ月から6ヶ月未満までの3ヶ月の間のみしかBCG接種は受付けない。現時点では4歳未満まで接種可能となっているが、まだしていないお子様は平成17年3月までに接種をしてしまいなさい。あとは受付けないからそう思え」
これを「各診療所において周知徹底指導せよ!」との伝達とともにきています。「指導」する上で当然湧いてくる疑問がいくつかあります。乳児のツベルクリン反応を廃止することは最近そのほうが望ましいとの報告が多数なされ、改善とであると考えていますが、しかしそれ以外にも疑問があり、神戸市保健所予防衛生課結核・感染症係に直接問い合わせてみました。(H.16.11.11付)以下質問と回答です。
質問1 平成17年3月までに6ヶ月未満でBCG接種の場合にもツベルクリン反応は必要か。
医学上矛盾するが、法律上しなければならないのでツベルクリン反応は行う。
質問2 いくら周知徹底すると言ってもやはり「知らなかった」人も出てくると考えるが、その場合の対処は。
平成17年4月以降は「希望」と言う事で任意で有料にて接種する。
質問3 新しい制度では接種期間が3ヶ月しかなく、その間に病気やその他やむをえない事情でBCG接種が出来なかった子供への対処は。
この場合も公費の予防接種の枠から離れ、「希望」として任意で有料で接種する。
えらく紋切り型の対応でしたが、H.17.3.17付の灘医発第159号として平成17年4月からの具体的な対応が公式に発表されました。
H.16.11.11時点と較べてしごく妥当な対応になったと評価しても良いと考えます。ただし失笑を買うような一文が書かれていました。
BCG未接種の4歳未満のお子さんは3月中にツベルクリン反応とBCGをうけていただきます(他区での接種可能です)。
はて?まだBCG接種が残っている区がこの時点であったかしらん。