WeLv Rokkomichi Clinic Floor
’03の夏にウェルブ六甲道3番街３Fに3人の医者が開業しました。同じフロアの目と鼻の先ということで、ごくごく自然に「なかよく協力していきましょう」との事になりました。そこへ’02冬に開業されていたお隣の2番街の先生も「ご近所のよしみでよろしく」と加わられ、「おたがい一緒にがんばっていきましょう」となりました。
最近複数の開業医がビルの同じフロアに開業して、ミニ医療組織として協力していこうとする動きがあります。ねらいは複数の診療科の専門家が集まることにより、総合病院の外来部門に近いものを作ろうと言うものです。
患者さんは単独の診療科で治療が済む方もおられますが、なかには高血圧や糖尿病は内科で診察してもらい、腰が痛いのは整形外科に、おしっこの事なら泌尿器科に、目のことは眼科に、歯はもちろん歯科へと複数の診療科を受診される方が少なくありません。単独の診療所では、どうしても複数の診療科との連携治療を必要とする患者さんへの対応が総合病院に比べ及ばない面があります。
開業医の総合病院に対するメリットはより親身な日常的な医療を提供できるところです。そこで開業医とは言え近いところに集まっていれば、まず患者さんにとっての利便性は高くなります。さらに医者同志も当たり前のように、いつでも気軽に治療方針を話し合えるような関係を構築できれば、無駄な検査、無駄な治療を省いたより患者本位の治療を行えるのではないかと考えます。
たった４軒ですので総合病院の外来部門にはかないませんが、小さければそれなりに小回りが利くという利点もあり、私たち４人の医者も単に「近所の仲良し」だけではなく、もっと緊密な協力関係を築き、小規模ですがネットワーク医療的なものを構築すれば、より地域の医療に貢献できるのではないかとも考えています。
ここに名称を「ウェルブ六甲道クリニック・フロア」とし、新しい地域医療のあり方を摸索していく事にしました。もちろん排他的な行動にする気は毛頭無く、広くは医師会はもとより近隣の医療機関との協力友好関係は不可欠のものですし、狭くは同じウェルブ内に開業されている他の御開業の先生方も関心を持って御協力御参加していただけるような、内容のあるオープンなものにしなければならないと考えております。
できたばかりのヨチヨチ歩きの行動ですが、理想だけは高く掲げて地域の皆様に少しでもお役に立てるようなものにしたいとがんばっていきます。
- たかやすクリニック
- http://www.takayasu-rokkomichi.com/
- 蓮沼泌尿器科クリニック
- http://www12.ocn.ne.jp/~has-uro/
- はぎの整形外科
- http://www.ne.jp/asahi/hagino/seikei/
- みやもと小児科
- http://www.kcc.zaq.ne.jp/kids_clinic/